お知らせ

2021年10月16日 利益は足元にある

10月16日(土)早朝6:30~7:30

春日井市内の経営者50人が集まって開かれた、
春日井市中央倫理法人会モーニングセミナーで
丹羽英介税理士のお話が勉強になりましたので紹介します。

■売上を上げるには?
経営者の命題である売上アップ、
方法は2つ。

「売上=客数×客単価」
だから2つの要素を増やすこと。

ここまではわかる。
「ではどっちが先ですか?」

「えっ、順番があるの?」
と思ったかたは続きをお読みください。

■客数を増やすことを優先した飲食店の結末
「そりゃ客数でしょ」

店主はそのために値下げをした。

そしたら客数が増えた。
「よし、目論見通りだ」

しかし、店がテンテコマイになり
サービスが落ちた・・・。

結果として既存客まで失った・・・

■客単価を上げることを優先した飲食店
「よし客単価アップに挑戦だ」

店主はそのために、
良品とサービスを深堀した。

すると今まで自分が気付かなかった
やり方が浮かんできた。

値上げしたことによって
最初は客が減った。

しかし、良品とサービスがクチコミで広がり
お客さんが次第に増えて行った。

結果として客単価と客数が増えた。

一見、当たり前の話のようにきこえますが、
前者をやっているケースがほとんどではないでしょうか?

丹羽税理士はそう言って、
「中小企業こそ自社の付加価値を上げる深堀をしよう!」
と激励しました。

■客単価をあげるためには
では経営資源が限られた中小企業が
今ある資源で単価を上げるためには?

ランチェスター戦略では、
ターゲットを狭くして深く掘ることが必要と。

ターゲットとはつまり、
現在取り扱っている「商品、地域、客層」を
もっと絞り込んで再考しなさいと。

数の拡大を求めて、
自社のやれる範囲を超えて、
広く浅くになって、
結果、価格競争になっていませんか?と。

今一番支持を得ている商品やサービス、
一品に絞って深く掘ってみませんか?と。

ライバルの誰も掘っていないほどの穴を掘る。
ワクワクしてきませんか?

■本を忘れてはいけない
倫理法人会ではこのことに関して
「本を忘れてはいけない」という教えを学びます。

「差別化をせよ」とは、
その穴を深く掘ること。

深く掘れば穴の径は自動的に広がる。

粗利益のタネは足元(本)にあり。

丹羽英介先生、ありがとうございましたm(__)m